ならてぃぶ

ナラティブ=物語という意だそうです。

今日は統合医療のお話を聞いてきました。
精神科と心療内科は全然違うもの。むむむ…まさか仮説の選択から違う分野だとは。

精神科とは心身二元論(心と身体が別々だという考え)を選択した医療、
心療内科とは心身一元論(心と身体が一緒だという考え)を選択した医療。

前者は西洋医学の考え方、そして後者は今後重要視されるであろう統合医療の考え方。

統合医療だと、身体の症状に対して心面からのアプローチが可能であり、
逆に心の症状に対しては身体からのアプローチも可能ということ。

解剖生理の面から考慮してみて…
例えば神経系と消化器系が密接に関係しているということからも、
統合医療はごく自然な考え方である、ということだそうです。

なるほどな〜と思いました。
音楽とか、アロマとか、マッサージとか…効果的であるということに納得です。


わたしがこの統合医療の考え方でいいな、と思ったのは、
さまざまな疾病やそこに起こってくる葛藤などを、
その人の物語=ナラティブとしてとらえるという点です。

その物語の中の困難だけでなく癒しを用いて自らの自然治癒力を生かす。
西洋医療では病気の治療・治癒ということに焦点が当てられますが、
治癒した後も、その人の人生は続いていく。

そしてケアを提供する側が一方的に与えるだけでなく、
相互作用としてお互いに成長していく…
すごく、素敵な考え方だな、と思いました。


そして自らを癒すことの重要性。
自分を癒すことができれば、その存在だけで周りを癒すことができる。
実際、この分野のエキスパートはオーラがある人が多い。

お話してくださった先生も、何か不思議なオーラがありました。

ここで思い出したのが何を隠そう←おおのさん。

「存在だけで癒される」のはこういうことだったのか!と妙に納得しました。
たぶん自身の癒し方というか、コントロールが上手なんですね。

あと、過去と未来など「今ココにある自分」以外のことを考えると
人は不安に陥るそうです。
今のことにどれだけ集中できるかが癒しと密接に関係しているそうで。

おおのさんの癒しの意味が分かったような気がして、とても新鮮でした。

うん。いい話聞いたな〜。




被災地が1日もはやく復興されることを願っています。