もうすこし


今年で辞めますと言い切ってからはや何ヶ月。
こんなにいい病院はないよ、という呪いをうたって引き止められるがそれは雇われる側が決めるものだと思うがいかがなものかお偉いさんよ。
ほんとの意味でもう少し一緒に仕事したいと言ってくれる人がいてくれることがすごくありがたくて、
でもそれは辞めるという決断をしなければ、ばかなわたしは気づけなかったのかも、と思うとそれだけで
この決断は間違ってなさそうって思った。いや、これから正解にしていこう。


もう少し前は、仕事さえ一生懸命できていれば、そしてその先を見られていればそれで満足だったけど、
今は家族が一番になった。仕事とは隣り合わせだけど、家族との時間を大切にできて、自分の仕事との折り合いを考えるようになった。家に帰ればぼーっとしとけばそれでよかったけど、今はちょっと違う。ぼーっとできる場所を作りたいと思うようになった。こうしてだんだん強くなっていけるのだろうか。
妹が結婚式のときに手紙をくれたのだけど、「もう少し自分のためにわがままに生きてね」と書いてくれていてものすごく涙が出て、結構わがままに生きてるけどと思いつつ、そう言ってくれる妹や友達に囲まれてわたしがいるから、わたしのためもみんなのためも、もうあんまり垣根がないから結局、よくわかりません。ごめん妹。この間研修で患者さん役をしたけど、やっぱり一番に思い浮かぶのは大切な人の笑顔だった。わたしのなかには、なんにもないのです。そんなもんです。


あ、そうだ。スキマスイッチミスターカイト、よかったら聴いてみてください。涙は外に出るものだけど、涙が染み込む感じがします。うまくいえないけど。全力少年がおとなになったなぁ、そんな曲。