今まで自分は周りに恵まれていっぱいいろんな恩恵を受けてほんとにそれだけで生きてきたと思ってきた。でも、2015年という年はその考えの転機になった年だった。
2015年、わたしはやたらにいろんな人、それこそ長い付き合いの友人や研修先の初対面の方にまで「笑顔が素敵ですね」「あなたの笑顔に癒される」という言葉をもらった。
別に意識をしていたわけじゃない。楽しいことばっかりだったわけでもない。年末辛くてごはん食べられない時期もあった。だけどわたしは笑っていたのである。


NZに行ったとき、中学からの友人しょうちゃんに、「わたしはもらってばっかりで結局のところ何もできない」と相談をしたことがあった。すると友人は「ベストを尽くして自分の持つ限りの力を尽くして何もできないということはいいことだと思う」と言った。肯定もせず責めもせず。彼女は私の甘えの全てを見抜いてた。彼女は表に出さないけど、にじみ出てしまうとてもとてもcleverな人なのである。その言葉は結構な強さで私の胸を刺し、でもなぜか包みこむようなあたたかさを感じた。なんて美しい言葉を使う人なんだと思った。
それからというもの、私はもらってばかりという言葉を使うのをやめた。きっと自分にも尽くせることがあるはず、と信じて1年間過ごしてきた。ニカちゃんの目がなくなる笑顔が好きで、私も楽しいときや嬉しいときは素直にいっぱい笑おうって思って過ごした。やっぱり笑顔は伝染する。だからニカちゃんに感謝状を書いてファミクラに送った。読んでくれるかわかんないけどニカちゃん漢字読めるかわかんないけど(年始から何してんだ)でもそうやって助けられた人がいること知っててほしい
自分に与えられるものに対して感謝の気持ちを忘れないことは続けたい。でも自分が与えられるもの、与えられたものを知ることができればもっと幸せなんじゃなかろうかと思える。私はしょうちゃんの言葉のおかけで豊かに過ごせた。


今年もそんな風に過ごせたらいいな。