名まえのつかない言ば

針の穴に糸を通すような、正しさをいう行為を、あなたはあなたの正直さで実行できていたのではないかしら。勇気とか、自分のかわいらしさとかをどこかへやって、その正直さだけで、実行できたのではないかと思ってる。あの場面は私にとって、今でもこれからもずっと忘れられない。あの人にとって最善の行為を、あなたはあのとき、確かに行なったのよ。

1番最初の修行でお世話になった先生のところに、本当それ以来初めてゆっくりお話しに行った。私にとってすごくすごくこっわい先生だけれど(だからなかなか足が向かなかった)、すっごいすっごい大好きな先生。もう2年前のことを、鮮明に、私以上に覚えていてくれた。なんか泣けてきてしまって、結局研究室でぼろぼろ泣いた。さいごの修行、この最初の実習くらいにまじ不安で不安でうぅぅぅぅとなってたけど、神様の命令でなんかこの先生のとこいかなきゃとか思って行って・・・・よかった。それから就職のことも、「あなたのその選択もまた、すごく正しいと思う。それで、その当時のことがあなたの選択に影響して、そして報告しに来てくれたことが、すごく嬉しい。これからもあなたには是非この道を続けていってほしい」と言ってくれた。そのときの患者さんから、パワーをもらったみたいだった。


さいごの修行がはじまる。