かわいい顔して、怪物。

起きましたがんばって。夜中の3:27…
かーいかいかい大仏さんをみるために…
すごいな、このパワーもっと違うとこに使うべきなんじゃないか。

起きててよかったよ、いいもん見たよ。

さとしくんはさ…なんであーなんだろうね。
たぶん…無意識にこころの高さを相手と一緒にできちゃうんだよね…

それがさ、相手が自閉症っていう診断をつけられたとかそうじゃないとかそういうの関係ないんだな。
わがままとか誰だってあるじゃん。ひとりでいたいときって誰にだってあるじゃん。めがねかけてる人だっているし、わたしにも10年程付き合ってる持病だってある。誰にも話せない悩みだって抱えてる。みーんな何か問題持ってるんださ。自分に。周りに。

口ではいろいろきれいごと言うのは簡単さ。相手の気持ちになってとか目線を合わせてとか。極めつけに差別をなくそうとかさ…
さとしくんの前じゃあ…そういうの、ほんと関係ないんだなって。どんな話聴くより、どんなことばが載った本を見るより何より、さとしくんを見たら、あぁ、これ、これなんだよってものっすごい説得力に襲われる。なんなんだろ、この感覚。

別に、さとしくんが何かを伝えようとか、説得しようとかしてるわけじゃない。
ただ、目の前にいる人に寄り添ってるだけ…

だけって言わせるさとしくんがすごいんだ。本当に。この人は。なんなんだろう。

自身は自閉症ダウン症を持った友達と関わること、いつもあるけれど、
「寄り添うだけ」の、「だけ」ができなくて、分からなくて、どうしたらいいのかわかんなくて、何がいいのかわかんなくて…頭抱え込んで悩む。そんなことの連続で。
ま、結局自分と向き合って悩んでるっていうことなんだけども。

でもさ…さとしくんはそれをいとも簡単にやっちゃうんだわ…これが。

同じ人なんていないってこと、どこかで悟っちゃってるんだろうな…
とか勝手に推測ばっかりしてるけれど。

本当に寄り添ってるの…本当に。
だいたい、大野君を知っていた、とはいえ初対面。
緊張する。顔がこわばる。体が思うように動かない。そんなことが起きる。

ロケの時間幅はわからない。けれど、時間が問題じゃないだなって本当に思うんだ…
あの穏やかな表情させられるおおのくん…言葉が出ないや。
その雰囲気、その表情、当然のことながら自分にはないもので、のどから手が出るほど本当に欲しいって思う…。そんなおおのくんの一部分が自分にあったらいいのに…って思う。

ボランティアに行く前にわたしはいつも2008年の24時間テレビのおおのくんの姿をなぜか思い出す。無意識に。
それはおおのくんが車いすに乗った女の子と水族館に行くシーン。2人はイルカを一緒に見てるんだけど、おおのくんがイルカの動きに合わせて車いすを押して走る様子が映ってるんだけど。たったそれだけのことなのだけど、たったそれだけのことが、当時の自分には衝撃的だった。あ、これ、なかなか簡単にできることじゃないや、って思った。
イルカを見るんじゃなくて一緒に走る…

この人の感覚全てがものすごいなって一番実感したときだったと思う。
その感覚は特別なモノでも何でもなくって、さとしくんの、当たり前の感覚なんだなって強烈に思った記憶がある。

さとしくんからいっぱい、いっぱい学ぶべきところがあるんだよ…いっつもいっつも。

さとしくんの当たり前ができなくて、自分の汚い部分を突き付けられるときがたっくさんあるけれど、そのたびに自分がどこか浄化されていく気がするんだ。


あーあ、また泣いちまったぜ…
そして視点がいつもどこかずれてる気がする…ごめんなちゃい…