メモをいっぱい取ってる人を見て素敵だなと思ってわたしもメモを取ってみたけどわたしはメモをなくしてしまった。
パソコンで綺麗に作られた資料をみてすごいなーと思うけどわたしはなぜか手書きのパンフレットに感動する。
そういや恩師が言ってたな、綺麗か綺麗じゃないかは重要ではなくてそこに心があるかは見てる人が知ってるって。
自分がハワイに行って嵐のコンサート見るの素敵だなって思うけど、日本でいろいろハワイの嵐を想像して楽しくなっちゃう自分の方が似合っていると思う。
ごはん一緒に食べるのはもちろん楽しいけど今日は何を食べたのかなーって考えるのがなんか好き。
仕事を定時で終える先輩はかっこいい。でも、一生懸命一生懸命がんばって定時で絶対終わらない1年目さんがいとおしい。


わたしが好きなこととか似合うこととかそーゆーのは、なんか結局のところ変わんないんだな


帰り道、金木犀の香りがして泣いた。
看護師対患者さんなのか、人対人なのかはわからない。
もうここにいないのはさみしいよ。
「はじめからずっと見てきてくれてありがとう、わたしは幸せ」
「こんな娘が居たらいいのに、ありがとう。本人もいつも笑顔のあなたのこと大好きだったから。」
こうやって家族に言われる度に救われているのは自分で、でも目の前にいる人は泣きながら笑っている。もう3日連続で大事なひととお別れした。その度に家族と抱きあった。わたしは家族じゃない、でも他人にしかできない何かになれる瞬間が少しでもあるって思えたら。
続けていけるのはここから学ぶことが簡単には言葉にできないからであって。誰でもできることなんだけど、誰でもできるひとりになれればそれだけでもできればって。